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戦後民主主義と庁舎建築

戦後民主主義と庁舎建築では、丹下が米軍の空襲によって焼け野原となった都心部(都市のコア)に多くの市民が集い、政治参加を体感できる庁舎を如何にデザインしたかを振り返ります。戦前の日本の庁舎は政治家や官僚が市民を睨みつける威容が求められ、市民にとって決して親しみある建物ではありませんでした。しかし、丹下は多くの労働者が都心部に集まることを前提に、彼らが快適に働き、過ごせる都市のコアと庁舎を一体化することを目指しました。ここでは旧東京都庁舎、今治市庁舎、香川県庁舎を取り上げ、丹下が都市と建築を如何に結びつけようとしたかを紹介します。

  • 3-1.
    旧東京都庁舎

    北立面図|1/200|−|540×796|青図|個人蔵

  • 3-2.
    旧東京都庁舎流動性調査

    都庁の“部”間交流を円の大きさで表したもの(「関係・分布・流れ」)|『建築文化』1967年4月号所収、彰国社

  • 3-3.
    香川県庁舎

    断面図|1/100|1955年6月10日|811×1128|鉛筆 インク、トレーシングペーパー|ハーバード大学デザイン大学院フランシス・ローブ図書館

  • 3-4.
    香川県庁舎構造図

    香川県庁舎を見つめる丹下|−|個人蔵

  • 3-5.
    今治市庁舎構造図

    今治市公会堂構造計算書|1957年7月31日|268×380|鉛筆、紙|東京大学生産技術研究所川口健一研究室

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